【目的別】ファクタリングのおすすめサービス8選|手数料や利用限度額などを比較

入金期日前の売掛債権を現金化できるファクタリングは、迅速に資金調達したいときに役立ちます。提供会社によって特徴や内容が異なるため、手数料や入金スピード、利用限度額などのポイントを比較して自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。当記事ではファクタリングの選び方、おすすめのファクタリング会社を目的別に紹介していきます。
目次

ファクタリング会社の選び方・見極めポイント

まずはファクタリング会社を比較検討する際に、確認しておきたいポイントを見ていきます。
手数料
ファクタリングには、ファクタリング会社と自社のみの契約で進める2社間ファクタリングと、売掛先を含めた3社間ファクタリングがあり、手数料は3社間のほうが低く設定されています。これは、売掛先を含めた契約とすることでファクタリング会社のリスクが低減されるためです。
手数料は各社で幅がありますが、相場は以下の通りです。
●2社間ファクタリング:10%~30%
●3社間ファクタリング:1%~10%
売掛債権をできるだけ高く売却するためには、手数料をしっかり比較することが大切です。ただし、3社間ファクタリングは手数料が低いという利点がある反面、売掛先にファクタリングの利用が知られるというデメリットがあります。また、売掛先の承諾を得る必要があるため、2社間と比較すると入金まで期間を要する点にも注意が必要です。
それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解した上で、自社に適した方法を選びましょう。
入金スピード
ファクタリングは資金調達方法の中でも入金スピードが早いサービスですが、最短入金のスピード感は提供各社で異なります。2社間ファクタリングの場合、即日から2日が平均的な入金スピードです。3社間ファクタリングの場合は、1週間から2週間程度が目安になっています。
すぐにでも現金化したいという場合は、入金スピードをしっかりチェックしましょう。
利用限度額
利用限度額も、ファクタリング会社を検討する際の参考にしたいポイントの一つです。とくに個人事業主や小規模事業者は、少額から利用したいケースが少なくないでしょう。ファクタリング会社によって買取金額の上限・下限が異なるため、自社の売掛債権に対応しているかどうかを確認する必要があります。
小口債権を持っている場合は最低買取金額を、大口の売掛債権を持っている場合は最大買取金額をチェックしておきましょう。
信頼性
ファクタリング会社の信頼性は必ずチェックしておきたいポイントです。「ファクタリングサービスと思って契約したら、高金利の貸付だった」といった被害事例もあります。ファクタリング自体はもちろん違法ではありませんが、ファクタリングをうたった違法業者が一定数存在するため注意しなければなりません。
こうしたリスクを避けるためには、提供会社のホームページや口コミなどを確認した上で、慎重に検討することをおすすめします。また、以下のポイントも違法業者を見極める際に役立ちますので参考にしてください。
●手数料が高額ではないか(20%以上など)
●契約内容が「債権買取」ではなく「貸付」になっていないか
目的別・おすすめのファクタリングサービス8選

自社に適したファクタリングサービスを選定するには、利用目的に即したものを見極めることが大切です。ここでは、目的別におすすめファクタリングサービスを紹介します。
資金を早く調達したい方におすすめのファクタリングサービス
QuQuMo(ククモ)
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
✕ |
手数料 |
1.0%~14.8% |
入金スピード |
最短2時間 |
調達限度額 |
上限下限なし |
オンライン完結 |
◯ |
運営会社 |
QuQuMo(ククモ)は株式会社アクティブサポートが提供しているファクタリングサービス。申込から入金まで最速2時間で完結でき、スムーズな取引を実現します。必要書類も請求書と通帳の2点のみのため、書類を集める手間が少ないのが嬉しいポイントです。また、スマートフォンやPCからオンラインで手続きを簡潔することが可能となっています。
情報セキュリティの面に関しても、弁護士ドットコムが監修した電子契約サービス「クラウドサイン」を採用。初めてファクタリングを利用する場合にも安心できます。
PayToday(ペイトゥデイ)
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
✕ |
手数料 |
1.0%〜9.5% |
入金スピード |
最短30分 |
調達限度額 |
10万円〜上限なし |
手続きのしやすさ |
オンラインで完結 |
運営会社 |
PayTodayは、入金待ちの請求書(売掛金)を売却して資金を調達できる2社間ファクタリングを提供しています。独自のAI審査によるオンライン完結を実現しており、即日審査・即日振込にも対応。最短30分での入金も可能です。
TRY
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
✕ |
手数料 |
3.0%〜 |
入金スピード |
最短即日 |
調達限度額 |
10万円〜 |
オンライン完結 |
◯ |
運営会社 |
TRYは株式会社SKOが提供しているファクタリングサービスです。即日入金が可能で、手数料も3.0%〜と低めの設定となっています。
また、同社ではファクタリングだけでなく、コンサルティングサービスやBtoBの紹介サービスなどアフタフォーローにも注力しています。資金面だけでなく、利用者の経営の健全化をサポートしてくれます。
高額の売掛債権を売却したい方におすすめのファクタリングサービス
ビートレーディング
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
◯ |
手数料 |
2社間:5.0%〜20.0%、3社間:2.0%〜9.0% |
入金スピード |
最短5時間 |
調達限度額 |
上限下限なし |
オンライン完結 |
◯ |
運営会社 |
ビートレーディングは、取扱件数業界トップクラスの3.7万社、累計買取債権額900億円と実績豊富なファクタリング会社です。調達可能金額に制限がないため、小口から大口まで幅広く対応しています。
手続きもオンラインに特化して簡素化することで、最短5時間での入金が可能になっています。豊富な実績とスムーズな取引は、ファクタリングが初めての方やすぐに資金が必要な方におすすめです。
anew
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
◯ |
手数料 |
2.0%~9.0% |
入金スピード |
最短即日 |
調達限度額 |
上限下限なし |
オンライン完結 |
◯ |
運営会社 |
anewはOLTAと新生銀行が共同で提供しているファクタリングサービスです。独自のAI審査を採用しており、即日審査・即日振込を実現しています。また、オンラインで完結するため、契約時に面談が必要ありません。スピーディに資金調達を進めたい場合にもおすすめのサービスです。
ただし、anewは法人を対象としており、個人事業主は利用できない点に注意が必要です。
→anew
個人事業主・フリーランスにおすすめファクタリングサービス
GMOフリーランスファクタリング
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
✕ |
手数料 |
9.0% |
入金スピード |
最短1営業日 |
調達限度額 |
1万円〜50万円 |
オンライン完結 |
◯ |
運営会社 |
GMOフリーランスファクタリングは、フリーランス向けファクタリングサービスです。会員登録不要で、買取可能金額の下限は1万円からと小口債権も売却することができます。手数料が9.0%と他ファクタリングサービスと比較しても安く、1営業日程度で振込が可能です。
また、同社の提供するフリーナンスではファクタリング以外にも保証サービスが充実しています。例えば、「あんしん補償」は、急な病気や事故に対して最高5,000万円の補償をしてくれるサービスです。収入が一定でなかったり病気や怪我による影響があったりなど、なにかと不安定な部分がある個人事業主やフリーランスにとって、仕事をしていく上で心強いサービスといえるでしょう。
OLTA
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
✕ |
手数料 |
2.0%〜9.0% |
入金スピード |
即日可能 |
調達限度額 |
記載なし |
オンライン完結 |
◯ |
運営会社 |
三菱東京UFJ・三井住友・みずほといったメガバンクを含め、複数の銀行と提携するOLTAは、個人事業主に向けたファクタリング実績も豊富です。
支払期日最長6ヶ月先の売掛債権にも対応しているため、支払いサイトが長くて手元資金がなくなってしまうという事業者の悩みを解決してくれます。
加えて、AI審査による最短即日の振り込みや手数料2.0%〜9.0%と業界最低水準の安さなど様々なメリットがあるサービスです。
→OLTA
ペイトナーファクタリング
2社間ファクタリング |
◯ |
---|---|
3社間ファクタリング |
✕ |
手数料 |
一律10.0% |
入金スピード |
最短10分 |
調達限度額 |
1万円~25万円 |
オンライン完結 |
◯ |
運営会社 |
ペイトナーファクタリング(旧yup)は個人事業主やフリーランス向けのオンライン完結型ファクタリングサービスです。
買取金額は1万円〜25万円と、小口債権の買取に特化しているのが特徴。手数料は一律10%と買取金額やその他条件に応じて、手数料に変動することはありません。AIによる審査を採用しており、申込から入金まで最短10分で済みます。
会員登録を行う必要があるものの、スムーズに資金調達を行いたい場合におすすめのサービスです。
ファクタリングでよくある疑問

最後にファクタリングでよくある質問をQ&A形式でまとめました。ファクタリングに関する疑問を抱えている方は、参考にしてみてください。
Q.ファクタリングを利用できない業種はあるのか?
基本的にはファクタリングを利用できない業種はありません。ただし、一部のファクタリング会社では医療系など利用できる業種を制限していたり、ナイトワーク系など一部の業種を断っていたりするケースもあります。念のため、事前に確認しておくことをおすすめします。
Q.審査に必要な書類は?
ファクタリングの審査に必要な書類は各社で異なりますが、基本的に以下の書類が求められるケースが多くなっています。
- 売掛先企業との基本契約書
- 印鑑証明書
- 請求書・発注書・注文書など、売掛債権の取引内容や請求金額が分かるもの
- 通帳
- 身分証明書
- 登記簿謄本(法人のみ)
- 確定申告書(法人の場合は決算書)
申し込むファクタリング会社が決まったら、ホームページなどで必要書類を確認し、事前に準備しておきましょう。必要書類をあらかじめ準備しておくことで、手続きがスムーズに進みやすくなります。
Q.複数のファクタリング会社を利用してもよいのか?
複数のファクタリング会社を利用することは可能です。ただし、一度譲渡した売掛債権を別のファクタリング会社に売ることは「二重譲渡」となり詐欺罪に該当します。ファクタリング会社に訴えられる可能性もあるので、絶対にしないでください。
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ファクタリングは提供会社によって手数料や入金スピードなどが異なるため、自社の目的に合わせて適切なサービスを検討するようにしましょう。
また、ファクタリング以外にも、銀行融資や補助金など様々な資金調達方法があります。事前に資金調達方法の選択肢を把握しておけば、自社の状況に合わせて適切な資金調達方法を選ぶのに役立ちます。
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