ファクタリングの手数料の相場は?
売掛金を現金化できるファクタリング。最短即日で入金され、信用情報にも影響しないなどの魅力がありますが、手数料がかかる点には注意が必要です。
ファクタリングの手数料の相場はどのくらいで、手数料が決まる基準は何なのでしょう。この記事では、ファクタリングの手数料について詳しくご紹介していきます。

目次
- ファクタリングの手数料の相場は?
- 三社間取引の場合
- 二社間取引の場合
- ファクタリングの手数料が決まる仕組み
- 取引先(売掛先)の信用力
- 売掛金の金額
- ファクタリング以外の現金化の方法は?
- 資金繰り・資金調達をサポート
- 資金調達freee:複数の金融商品を簡単に比較・申込ができる
- 事業用クレジットカード:freeeカード
- まとめ

ファクタリングの手数料の相場は?
ファクタリングの手数料は、各社の状況によって異なりますが概ね5-20%と言われています。取引の形態が二社間か、三社間かによっても変動してきます。
二社間取引、三社間取引についても説明しながら、手数料の相場を比較してみましょう。
三社間取引の場合
三者間取引とは、自社・ファクタリング会社・売却する売掛金の取引会社を含めた取引をいいます。
この取引の最大の特徴は、取引先を含め三社で協議しファクタリング契約を行う点です。取引先の同意が得られなければ売掛金を現金化することはできません。
後述する二社間取引(自社とファクタリング会社のみ)よりも回収リスクが低いので、手数料は3-5%など低めに設定されているケースが多いです。
ただし、「売掛金の入金前に現金化する」ということをネガティブに受け取られ、今後の取引に影響がある可能性もゼロではありません。このため、ファクタリングを利用する方の間では、自社とファクタリング会社でのみで取引が完結する二社間取引が好まれるようです。
二社間取引の場合
二社間取引とは、自社とファクタリング会社のみで完結する取引です。
下記の図を見るとわかるように、①まずファクタリング会社に売掛債権の売却を行います。そして、後日②手数料を引いた分の売却代金が支払われます。取引先から③売掛金の支払いがあったら④ファクタリング会社に支払いをします。
2社間取引のメリットは、取引先に売掛金の譲渡が知らされないことです。「経営が危ないのではないか」などネガティブな印象や不要な心配をかけないですみます。その分、手数料は10-20%など、やや高めに設定される傾向があります。

ただし、最近はオンラインで完結するクラウドファクタリングもメジャーです。クラウド化することによって効率化し、低価格を実現しています。
例えば、フリーランス・個人事業主を対象とした請求書買取サービスFREENANCEでは、即日払いのファクタリングでも、請求書の額面金額の3%から10%に手数料が設定されています。
手数料は、ログイン後に表示されている与信スコア、標準手数料のほか、クライアントからの入金期日までの日数によっても変化しますが、二社間取引にも関わらず手数料を抑えている点は魅力です。
ファクタリングの手数料が決まる仕組み
ファクタリングの手数料が決まる要因として、二社間取引か、三社間取引かを挙げましたが、他にも
- 取引先(売掛先)の信用力
- 売掛金の金額
- 初めてのファクタリングか
によってもファクタリングの手数料は変わってきます。
取引先(売掛先)の信用力
銀行融資やビジネスローンなどは自社の信用力が重視されますが、ファクタリングの場合は取引先(売掛先)の信用力がチェックされます。
ファクタリングでは、買い取ってもらった売掛金を期日に入金する必要があります。このため売掛金を回収できるかどうかは、取引先(売掛先)の信用力にかかっているのです。
売掛先の信用力が高ければ未回収のリスクも低くなりますので手数料は低くなりますが、信用力が低い場合は万が一のリスクに備えて手数料は高めに設定されます。
申し込みをする前に、自分が保有している売掛金(請求書)がいくらで譲渡できるのか、手数料は何%なのか知りたい方には、会計freeeが提供する「請求書ファイナンス」がおすすすめです。freeeで発行した請求書の中から買取可能な請求書(あるいは売掛債権)の金額と買取手数料が提示されます。会計ソフトの管理画面から閲覧できるので、ファクタリング会社を新たに選ぶ手間などが省ける点も魅力です。

売掛金の金額
ファクタリング会社は手数料によって利益を得ており、当たり前ですが譲渡される売掛金の金額が高いほど利益があがります。このため、売掛金の金額が高ければ高いほど、手数料は低めに設定されるのです。
また、ファクタリングの利用が初回か2回目以降かによっても手数料は変化します。初回利用できちんと売掛金が回収できた場合、2回目以降は少し手数料が安くなります。ただ、ファクタリングはあくまで短期の資金調達ですので、利用を癖づけずに資金繰りを根本的に改善することが重要です。
ファクタリング以外の資金調達の利用
資金繰りを考えるにあたって、以下のような状況下ではファクタリングは活用の余地があるでしょう。
- 銀行や自治体に融資を申し込んだが断られてしまった
- 融資を申し込むにあたって、担保や保証人がいない
- 融資の審査を待つ時間がなく、早く手元に現金が欲しい
- 融資を申し込むほどではない、小口の資金が必要
しかし、売掛債権だけではカバーできない金額が必要な場合や、手数料が思ったよりも高かったという場合も考えられます。その場合は、ビジネスローンやクレジットカードの活用など、他にも資金調達の手段も検討する必要がありますが、根本的に普段から資金繰りをチェックし適切な対応をする必要があります。
中小企業の経営者の方や個人事業主が、事業の状況に合わせ迅速に資金調達をするためにはどうすれば良いのでしょう。そこでお勧めしたいのが、会計freeeが提供する資金繰り改善ナビです。
資金繰り・資金調達をサポート
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キャッシュは企業存続の命綱です。キャッシュフローや今後の資金繰り予測などは会社経営の重要な要素の一つであり、資金調達は企業継続・繁栄の重要な手段です。
ただし、資金繰りや資金調達は難しい、よくわからない。そう思っている方も多いのではないでしょうか。
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まとめ
事業を運営・拡大していく上で資金繰りに関する問題は避けて通れない道です。また、なかなか相談相手がいない話題でもあります。
資金調達freeeや会計freeeのデータを活用して、事業を効率的に運営していきましょう。
- ローン商品や給付金等の情報は、特に断りがない限り記事公開現在のものです。最新の情報は各金融機関のホームページや公式サイトでご確認ください。
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