2021年7月6日 基礎知識

ビジネスローンを無担保で。中小企業・個人事業主と資金調達

ビジネスローンには様々な種類があり、無担保で借りれるものも少なくありません。この記事では、無担保ローンとはそもそもどのようなものなのか、中小企業・個人事業主におすすめのビジネスローンについてご紹介していきます。
また、ビジネスローン以外の資金調達方法もご紹介しますので、ぜひ資金繰りの参考にしてみてください。

ビジネスローンを無担保で。中小企業・個人事業主と資金調達

目次

無担保のビジネスローンとは

無担保とはその名の通り、借入の際に担保が必要ないことです。通常、銀行から融資を受ける場合は担保が必要です。もし債務者の返済が困難になった場合、債権者には多くの損害が発生します。そういった場合に備えて、あらかじめ債務者が債権者に提供する事物を担保と呼びます。

担保が必要な銀行融資はプロパー融資と呼ばれ、決算書など様々な書類を提出し審査を受ける必要があります。申し込みから融資実行までは何ヶ月か必要で、そもそも融資審査に通過するかもわかりません。

こういった融資と比較してビジネスローンの多くは担保が必要とされていません。しかし、借入限度額が制限されていたり、金利も高めに設定されてる点には注意が必要です。返済が滞った場合には担保がある場合よりも早く一括返済を求められる傾向があるため、事前にきちんとした返済計画を立てる必要があります。

無担保で借りられるビジネスローン

無担保のビジネスローンは、クレジットカード会社や消費者金融などのほか、銀行も提供しています。それぞれ特徴がありますので、ご自身に合った資金調方法を選びましょう。

ノンバンク(民間企業)が提供するビジネスローン

民間企業であるクレジットカード会社や消費者金融が提供するビジネスローンの多くは、無担保で保証人も必要なく、さらに銀行のプロパー融資と比較して審査に通りやすいというメリットがあります。申し込みから融資までの期間が短いというのも特徴の一つです。

ただし、融資を受けた際の金利は6〜18%前後とやや高めに設定されています。金利を含め、返済計画を立てた上で借入をしましょう。

企業名 ビジネスローン名 概要
オリコ 事業融資・ビジネスローン オリコカードが提供するビジネスローン。法人・個人事業主が対象。来店不要で契約可能、事業所がなくてもOKなどの特徴がある。金利は6.0%~18.0%(実質年率)、担保不要。
フリーファイナンスラボ オファー型融資 三井住友カード、ライフカードが会計ソフトのfreeeと提携・提供するビジネスローン。会計ソフトに蓄積されたデータを元に「いくら」を「どれくらいの金利で」借り入れ可能か提案。法人融資は無担保・無保証。

※金利などは2019年9月時点のものを記載

銀行と会計ソフトが提供するビジネスローン

会計ソフトが銀行と提携して提供しているビジネスローンは、会計ソフト内に蓄積されたデータや決算書を元にビジネスローンの申請を行う点が特徴です。普段から使用している会計ソフトが提携しているため、利用者側にとっては安心感に繋がるのではないでしょうか。いずれも無担保で借入可能です。

企業名 ビジネスローン名 概要
横浜銀行 〈はまぎん〉スーパービジネスローン 横浜銀行が会計ソフトのfreeeと提携して提供するビジネスローン。売上高10億円以下の中小企業であること、業歴2年以上かつ直近2期以上の確定申告を継続完了していること、金融機関からの借り入れの延滞および税金の滞納のないことなどいくつか条件がある。
金利は、固定金利で年2.50%~ 、変動金利で年2.70%~ 。担保不要。
PayPay銀行 ビジネスローン(freee会員専用) 大手オンラインバンク・PayPay銀行がfreeeと提携して提供するビジネスローン。利用限度額の範囲内で何度でも借り入れ可能、申し込みはネット完結、申し込み後最短で翌営業日から借り入れ可能などの特徴がある。金利は1.45~13.75%。最大3000万円まで借り入れ可能。担保不要。

※金利などは2019年9月時点のものを記載

ビジネスローン以外にも無担保で資金調達する方法

ここまで無担保のビジネスローンの特徴や借入先についてご紹介してきましたが、ビジネスローン以外にも、無担保で利用できる個人事業主や中小企業の経営者の方向けの資金調達方法はいくつかあります。

例えば、請求書を買い取ってもらえるファクタリング。このサービスを利用することで、売掛債権である請求書を買い取ってもらうことができます。売掛債権とは代金を支払ってもらう権利のことで、会計上は資産に分類されます。資産を譲渡するため、借金であるビジネスローンと異なり負債を負う必要がない点がメリットです。

最近ではオンライン完結型のファクタリングも登場し、注目を集めています。ビジネスローンと同じく、最短即日・無担保でお金が振り込まれる点が魅力です。

会社名 サービス概要
FREENANCE GMOグループのGMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供するファクタリングサービス。個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングは国内初。現金が必要な時に請求書を買い取ってもらえる。代金は最短即日で銀行口座に振り込まれる。
OLTA(オルタ) オンライン完結型のクラウドファクタリングサービス。最短24時間で請求書を現金化することができる。申し込みはオンラインで全て完結し、手数料も業界最安値を実現している点が特徴。会計ソフトのfreeeと連携。

請求書を買い取ってもらえるファクタリングサービス(請求書ファイナンス)は会計ソフトのfreeeも提供しています。その他、会計データを元に借り入れ可能なビジネスローン を提案するオファー型融資、支払いを先送りにするビジネスカード(法人カード)の利用もおすすめです。

資金繰り・資金調達をサポート

この記事をご覧になっている方は、普段から資金繰りの状況についてチェックなさっているでしょうか。会計freeeのユーザーアンケートによると、定期的に資金状況についてチェックしている方は約50%、確認の方法は預金残高通帳です。

キャッシュは企業存続の命綱です。キャッシュフローや今後の資金繰り予測などは会社経営の重要な要素の一つであり、資金調達は企業継続・繁栄の重要な手段です。
ただし、資金繰りや資金調達は難しい、よくわからない。そう思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、freeeでは資金繰り・資金調達をスムーズにおこなうためのサービスを提供しています。

資金調達freee:複数の金融商品を簡単に比較・申込ができる

資金を調達したいが、なにが自社に適した調達手段なのか、借入できる商品なのかがわからないという経営者の大きな悩み。最終的には税理士の言う通りにするがこれで良かったのか?と不安がつきまといます。
資金調達freeeでは、いくつかの質問に答えれば複数の資金調達手段から、自社に最適な商品を比較できる形で紹介。サービスは即日利用が可能で、そのままオンラインで申し込みまでが可能になります。

資金調達freee画面

事業用クレジットカード:freeeカード

資金調達、資金繰りの手段として最後にご紹介したいのが事業用クレジットカード(ビジネスカード)です。
「独立する前にクレジットカードを作っておくように」と勧められたことはありませんか?一般的に、個人事業主、フリーランス、経営者などご自身で事業を運営するようになると、クレジットカードの審査に通りにくくなると言われています。

しかし、支払いを先送りする方法としてクレジットカードは有効な手段の一つです。このためfreeeでは、事業をお持ちの方に特化したクレジットカードを提供しています。ブランドはVISA、Master、American Expressといった主要国際ブランドを揃えた豊富なラインナップを揃えており、オンラインからすぐに申し込むことが可能です。

まとめ

事業を運営・拡大していく上で資金繰りに関する問題は避けて通れない道です。また、なかなか相談相手がいない話題でもあります。

資金調達freeeや会計freeeのデータを活用して、事業を効率的に運営していきましょう。

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  • ローン商品や給付金等の情報は、特に断りがない限り記事公開現在のものです。最新の情報は各金融機関のホームページや公式サイトでご確認ください。
  • freee資金調達はお客様のサービス選択時の参考情報提供を目的としており、特定の金融機関、ローン商品の優劣を示したものではありません。
  • 各金融機関の審査結果によっては利用できない場合があります。

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