2021年8月24日 基礎知識

ファクタリング会社を比較するポイント

資金調達を考えた際に有力な選択肢の一つになるファクタリング。ファクタリング会社には様々な種類がありますが、比較をする際のポイントがあります。
この記事では、ファクタリング会社を選ぶ際の注意点や比較ポイント、おすすめの会社についてご紹介していきます。

ファクタリングの手数料の相場は?

目次

ファクタリング会社を比較する際のポイント

売掛金を買い取ってくれるファクタリング会社。大手企業からベンチャー企業まで様々な会社がサービスを提供しています。売掛金とは「代金を支払ってもらう権利」で、支払い期日前の請求書などをファクタリング会社は買い取ってくれます。
支払われる予定の取引はあるけれど、突発的に資金が必要になった場合や銀行融資を断られた場合などにファクタリングは役立ちます。
とても便利なサービスですが、なかには悪徳業者もいるので注意が必要です。

ファクタリング会社比較のポイント①条件や契約内容

まず、契約内容や条件が明確かを確認しましょう。あまり知られていない会社の場合は、会社概要や資本金、代表名などの会社情報もチェックし、慎重になる必要があります。

ファクタリング会社は近年注目を集め、多くの方に利用されていますが、悪徳企業に騙されるケースも少なくありません。資金がすぐに必要な経営者の焦りにつけこんで、不利な条件や法外な手数料を要求されることもあるようです。

ファクタリング会社比較のポイント②二社間か三社間か

ファクタリングには二社間ファクタリングと三社間ファクタリングがあり、どちらを選ぶかも比較のポイントになります。
まずは、二社間ファクタリングと三社間ファクタリングの違いについて見ていきましょう。

2社間ファクタリング

 二社間ファクタリングの仕組み

二社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社のみで完結する取引です。上の図のように、①売掛債権をファクタリング会社に売却し、②手数料を引いた売却代金を受け取ります。そして③取引先からの売掛金の支払いを受けたら、④ファクタリング会社に支払いを行います。

対して三社間ファクタリングでは、自社・取引会社・ファクタリング会社の三社で契約を結びます。二社間ファクタリングでは、取引先にファクタリングの利用が知られることはありませんが、三社間取引では取引先も含めて契約を結びます。請求書の支払先をファクタリング会社に変更する同意を得なければならないのです。

二社間ファクタリングは、取引先にファクタリングの利用が知られないこと、現金化までのスピードが早い点がメリットです。ただ、未回収リスクをファクタリング会社が負うことになるので、一般的に手数料は高めに設定されています。

三社間取引は、手数料が二社間と比較して低くなるものの、取引先に売掛金譲渡が知られてしまうため「経営状態が良くないのでは」など不安を与える可能性があります。この点を心配して、二社間ファクタリングを利用する方が多いようです。

ファクタリング会社比較のポイント③手数料

二社間ファクタリングより三社間ファクタリングの方が手数料が高めに設定されていると前述しましたが、クラウドで完結するファクタリングでは、二社間取引でも手数料が業界最安値まで抑えられています。

一般的に、ファクタリングの手数料は5-20%の幅で設定されていますが、なかには30%以上など高い手数料を要求されることも。手数料が高い場合は、なぜその手数料なのかをきちんと確認し、他社とも比較をしましょう。

ファクタリング会社比較のポイント④入金までの期日

ファクタリングを申し込んでから入金されるまでにどれくらいかかるのかもチェックポイントの一つです。速いところでは即日、翌日入金のサービスを提供している会社もあります。

上記のポイントを踏まえた上で、おすすめのファクタリング会社をご紹介します。

会社名 サービス概要

FREENANCE(個人向け)

FREENANCE(法人向け)

GMOグループのGMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供するファクタリングサービス。個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングは国内初。2社間ファクタリングのため利用を取引先に知られることがない。
代金は最短即日で銀行口座に振り込まれる。手数料は請求書の額面金額の3%から10%。ログイン後に表示される与信スコア、標準手数料のほか、クライアントからの入金期日までの日数によっても変動。

OLTA(個人向け)

OLTA(法人向け)

オンライン完結型のクラウドファクタリングサービス。創業から2年での申込総額が100億円を突破、2019年6月に25億円の資金調達を行い注目を集めた。2社間ファクタリングのため利用を取引先に知られることがない。
最短24時間で請求書を現金化することができる。申し込みはオンラインで全て完結し、手数料も業界最安値2%から9%を実現している点が特徴。
請求書ファイナンス 会計ソフトのfreeeが提供する請求書買取サービス。これまで蓄積された会計データを元に買取可能な請求書を提示してくれる。会計freeeの利用が必須だが、これまでの取引データをもとに最適な資金繰り方法を提示してくれる資金繰り改善ナビも提供。申し込みから入金まで最短で1営業日以内、手数料は2%から9%

手数料を抑え、できるだけ早く入金される会社を選ぶと良いでしょう。
ちなみに、ファクタリングは以下のような状況下で活用の余地があります。

  • 銀行や自治体に融資を申し込んだが断られてしまった
  • 融資を申し込むにあたって、担保や保証人がいない
  • 融資の審査を待つ時間がなく、早く手元に現金が欲しい
  • 融資を申し込むほどではない、小口の資金が必要

ただしファクタリングだけではカバーできない金額が必要な場合は、クレジットカードで支払いを先延ばしにしたり、ビジネスローンを活用して資金繰りをする方法もあります。

中小企業が事業の状況に合わせ、迅速に資金調達をするためにはどうすれば良いのでしょう。資金を調達したい方にお勧めしたいのが、会計freeeが提供する資金繰り改善ナビです。

資金繰り・資金調達をサポート

この記事をご覧になっている方は、普段から資金繰りの状況についてチェックなさっているでしょうか。freee会計のユーザーアンケートによると、定期的に資金状況についてチェックしている方は約50%、確認の方法は預金残高通帳です。

キャッシュは企業存続の命綱です。キャッシュフローや今後の資金繰り予測などは会社経営の重要な要素の一つであり、資金調達は企業継続・繁栄の重要な手段です。
ただし、資金繰りや資金調達は難しい、よくわからない。そう思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、freeeでは資金繰り・資金調達をスムーズにおこなうためのサービスを提供しています。

freee資金調達:複数の金融商品を簡単に比較・申込ができる

資金を調達したいが、なにが自社に適した調達手段なのか、借入できる商品なのかがわからないという経営者の大きな悩み。最終的には税理士の言う通りにするがこれで良かったのか?と不安がつきまといます。
freee資金調達では、いくつかの質問に答えれば複数の資金調達手段から、自社に最適な商品を比較できる形で紹介。サービスは即日利用が可能で、そのままオンラインで申し込みまでが可能になります。

資金調達freee画面

事業用クレジットカード:freeeカード

資金調達、資金繰りの手段として最後にご紹介したいのが事業用クレジットカード(ビジネスカード)です。
「独立する前にクレジットカードを作っておくように」と勧められたことはありませんか?一般的に、個人事業主、フリーランス、経営者などご自身で事業を運営するようになると、クレジットカードの審査に通りにくくなると言われています。

しかし、支払いを先送りする方法としてクレジットカードは有効な手段の一つです。このためfreeeでは、事業をお持ちの方に特化したクレジットカードを提供しています。ブランドはVISA、Master、American Expressといった主要国際ブランドを揃えた豊富なラインナップを揃えており、オンラインからすぐに申し込むことが可能です。

まとめ

事業を運営・拡大していく上で資金繰りに関する問題は避けて通れない道です。また、なかなか相談相手がいない話題でもあります。

資金調達freeeや会計freeeのデータを活用して、事業を効率的に運営していきましょう。

資金調達手段の利用可能性を診断できる「freee 資金調達」

即日利用可能な複数の資金調達手段を、金額や利率・手数料、調達までの所要期間など調達可能性とともに見比べ、オンラインで申込できるサービスです。登録時間はわずか10分、一度情報を入力すれば自動診断を継続的に確認できます。

  • ローン商品や給付金等の情報は、特に断りがない限り記事公開現在のものです。最新の情報は各金融機関のホームページや公式サイトでご確認ください。
  • freee資金調達はお客様のサービス選択時の参考情報提供を目的としており、特定の金融機関、ローン商品の優劣を示したものではありません。
  • 各金融機関の審査結果によっては利用できない場合があります。

カテゴリ「基礎知識」内の他の記事

関連記事

カテゴリ

すべてのタグ

freeeのサービス

最新記事

月別アーカイブ