2021年8月19日 基礎知識

即日の資金調達も可能なファクタリング業者の選び方とは?仕組みや手数料について

入金予定の売掛金はあるけれど、至急現金が必要になった場合に役立つのがファクタリングです。この記事では、即日現金化も可能なファクタリング業者の選び方や、仕組みや手数料などについてご紹介していきます。

目次

ファクタリングとは

この記事をご覧になっている方はすでにご存知かもしれませんが、そもそもファクタリングとは何なのか、まずはご説明します。

ファクタリングとは、支払い前の売掛金をファクタリング会社に譲渡し現金化することを言います。
月の取引回数が多い場合、サービスや商品を販売してすぐに代金を受け取るのではなく、月末で一旦締めて後日支払う「信用取引(掛取引)」が行われます。掛取引によって発生した、代金を受け取る権利を売掛金と言います。ちなみに、売掛金は債権の一種で、売掛債権、売上債権とも呼ばれます。

支払い期日前の売掛金を譲渡し、現金を得るのがファクタリングです。期限が迫っている支払いがある場合や、突発の支出がある場合に有効な資金調達と言えるでしょう。

ファクタリングを利用するメリットと注意点

ファクタリングは、以下のような状況下で特にメリットがあります。

  • 銀行や自治体に融資を申し込んだが断られてしまった
  • 融資を申し込むにあたって、担保や保証人がいない
  • 融資の審査を待つ時間がなく、早く手元に現金が欲しい

すぐに資金が必要なとき

ファクタリングには銀行融資のように厳しい審査がありません。審査されるのは自社ではなく売掛先(取引先)の信用力です。銀行融資を申し込む場合、決算書など多くの資料を用意し、審査を待たなければなりませんが、ファクタリングの場合は即日入金されるサービスもあり、スピーディーな資金調達が実現できます。

ただし、手数料が5-20%かかる点には注意が必要です。後述しますが、二社間取引か、三者間取引か、どこのサービスを利用するかによっても手数料は異なります。

資金が必要な理由が仕入れなどで、もしクレジットカードでの支払いが可能であれば、カードで一旦支払いをするのも方法の一つです。

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借金ではないので信用情報に影響しない

ファクタリングは借金ではなく売掛金の譲渡であるため、信用情報にも影響がありません。さらに、担保や保証人も不要です。もし消費者金融から借金をした場合は信用情報に少なからず影響があり、場合によっては将来的に銀行融資が受けられなくなるなどのデメリットもあります。しかし、ファクタリングの場合はその心配はありません。

このため、支払い前の売掛金がある場合はビジネスローンよりもファクタリングの方が良いケースもあるでしょう。どちらも銀行審査と比較して審査がやさしく、申し込みから入金までの期間が短い点が魅力です。

ただ、この場合ネックになるのは手数料でしょう。前述したように、会社や申込者の状況によっても手数料は変動します。事前に譲渡可能な売掛金(請求書)や手数料を知りたい場合は、会計freeeが提供する請求書ファイナンスがおすすめです。

freeeで発行した請求書の中から、買取可能な請求書(あるいは売掛債権)の金額と買取手数料が提示されます。また、ファクタリングだけではなく、申し込み可能な融資プランと手数料も提示されるため、自分にあった資金調達を選ぶことができるでしょう。

即日・翌日に入金されるファクタリング会社

ここからは、即日もしくは翌日などスピーディーに入金され且つ人気のファクタリング会社をご紹介します。

会社名 サービス概要

FREENANCE(個人向け)

FREENANCE(法人向け)

GMOグループのGMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供するファクタリングサービス。個人事業主やフリーランスに特化したファクタリングは国内初。現金が必要な時に請求書を買い取ってもらえる。代金は最短即日で銀行口座に振り込まれる。手数料は、請求書の額面金額の3%から10%。ログイン後に表示される与信スコア、標準手数料のほか、クライアントからの入金期日までの日数によっても変動。

OLTA(個人向け)

OLTA(法人向け)

オンライン完結型のクラウドファクタリングサービス。創業から2年での申込総額が100億円を突破、2019年6月に25億円の資金調達を行い注目を集めた。
最短24時間で請求書を現金化することができる。申し込みはオンラインで全て完結し、手数料も業界最安値3-9%を実現している点が特徴。会計freeeとも連携。

また、前述した会計freee請求書ファイナンスのように、会計ソフトがこれまで蓄積された会計データを元に買取可能な請求書を提示してくれるサービスも提供しています。

ファクタリングの取引形態には「二社間取引」と「三社間取引」があり、三社間取引の場合は、自社・ファクタリング会社に加え取引先も含め契約を結ぶ必要があります。回収リスクを軽減できるというメリットがファクタリング会社にはあるため、手数料が低めに設定される点が特徴ですが、「取引先に悪印象を与えるのでは」と心配する方も少なくありません。

このため、自社とファクタリング会社で完結する二社間取引が人気ですが、その分、手数料は高めであることが多いです。しかし、上記のFREENANCEOLTA(オルタ)請求書ファイナンスはクラウドで完結しAI(人工知能)などを活用することで二社間取引のメリットをいかしたまま、業界最低水準の手数料を実現。即日・もしくは翌日に入金される点も魅力です。

ファクタリング会社を選ぶポイント

このように、ファクタリング会社を選ぶ際は、

  • 取引形態は何か(二社間か三社間か)
  • 手数料はどれくらいか
  • 入金までどれくらいかかるか

などをチェックしましょう。なかには、資金がすぐに欲しいという事情につけこんで法外な手数料を要求してきたり、契約を結ばない悪徳業者もいます。
資金が早急に必要な場合も、焦らずに契約することが重要です。

ファクタリングと資金調達

中小企業や個人事業主が資金調達を考えた際、金融機関からの融資やビジネスローンなどが思い浮かぶかと思いますが、これまでご紹介してきたようにファクタリングも有力な選択肢の一つです。

ただし、売掛債権の現金化だけではカバーできない金額が必要な場合や、支払いを先延ばしにすることで資金繰りをする方法もあります。また、そもそも今、自分の事業にはどれだけのお金を借りることができるのかも知っておきたいところです。

中小企業の経営者の方や個人事業主が、事業の状況に合わせ迅速に資金調達をするためにはどうすれば良いのでしょう。資金を調達したい方にお勧めしたいのが、会計freeeが提供する資金繰り改善ナビです。

資金繰り・資金調達をサポート

この記事をご覧になっている方は、普段から資金繰りの状況についてチェックなさっているでしょうか。freee会計のユーザーアンケートによると、定期的に資金状況についてチェックしている方は約50%、確認の方法は預金残高通帳です。

キャッシュは企業存続の命綱です。キャッシュフローや今後の資金繰り予測などは会社経営の重要な要素の一つであり、資金調達は企業継続・繁栄の重要な手段です。
ただし、資金繰りや資金調達は難しい、よくわからない。そう思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、freeeでは資金繰り・資金調達をスムーズにおこなうためのサービスを提供しています。

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資金を調達したいが、なにが自社に適した調達手段なのか、借入できる商品なのかがわからないという経営者の大きな悩み。最終的には税理士の言う通りにするがこれで良かったのか?と不安がつきまといます。
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  • ローン商品や給付金等の情報は、特に断りがない限り記事公開現在のものです。最新の情報は各金融機関のホームページや公式サイトでご確認ください。
  • freee資金調達はお客様のサービス選択時の参考情報提供を目的としており、特定の金融機関、ローン商品の優劣を示したものではありません。
  • 各金融機関の審査結果によっては利用できない場合があります。

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