法人カードの限度額とは|相場や限度額を引き上げる方法、限度額が高い法人カードを紹介

法人カードにはあらかじめ限度額が設定されており、毎月決められた金額の範囲内で利用することができます。法人カードを利用する際は、限度額についてしっかり理解することが大切です。
当記事では、法人カードの限度額について解説するとともに、法人カードの限度額の相場、限度額を引き上げる方法、限度額が高い法人カードを紹介します。
目次

法人カードの限度額とは?

法人カードの限度額(利用可能枠)とは、法人カードで利用できる上限額のことをいいます。限度額の範囲内であれば、いくらでも自由に利用することができます。
限度額が低いと、すぐに利用可能枠に達してしまい、次の引き落としが完了するまで法人カードによる決済ができません。限度額が高ければ、余裕を持って様々な経費に対応することができます。
法人カードによる決済でキャッシュフローを安定させたい、経理業務を効率化したいという場合は、限度額が高額に設定されている法人カードを選ぶことが重要です。
法人カードの限度額は何で決まる?

法人カードの限度額は、基本的にカード発行会社やカードのランク、審査によって決まります。
カード発行会社
クレジットカードを発行する会社によって、限度額は変わります。VISAやJCBなど同じ国際ブランドであっても、発行会社が異なれば限度額が異なることがあります。
カードのランク
法人カードはランクが設けられているケースが多く、ランクによって限度額が変わります。一般カード、ゴールドカード、プラチナカードと、ランクが上がるごとに限度額が高く設定されているのが一般的です。ただし、一部の法人カードはランクを設けていないものもあります。
審査
法人カードの審査基準はカード会社によって異なり公開されていませんが、基本的には法人代表者の信用情報や経営情報などが総合的に審査されます。そのため、法人カードの紹介ページに記載されている最高限度額が、必ずしも利用できるわけではない点にあらかじめ留意しておきましょう。
なお、freeeカード Unlimitedでは独自の与信モデルを実現しており、スタートアップなど小規模事業者にも最大1億円の限度額を提供している実績があります。
法人カード限度額の相場

一部例外はありますが、法人カードはランクが上がると限度額が上がる仕組みになっています。ランクごとの限度額相場を知っておくことで、法人カードを選ぶ際の判断材料となります。法人カードのランク別による限度額の相場は以下の通りです。
- 一般カード:月10万円〜100万円程度
- ゴールドカード:月10万円〜300万円程度
- プラチナカード:月10万円〜500万円程度
上記はあくまでも目安となります。freeeカード Unlimitedのようにスモールビジネス経営者に対しても最大1億円の限度額を提供している法人カードもあるため、限度額が高いカードを探している場合はチェックしてみてください。
法人カード限度額を引き上げる方法とは?

法人カードの限度額は審査で決定しますが、カード取得後も限度額を引き上げることが可能なものもあります。審査基準は原則非公開ですが、法人カードの限度額を引き上げる上で有効と考えられる方法を紹介します。
継続して利用する
法人カードの発行時は、限度額が低めに設定されているケースが多くなっています。継続して同じ法人カードを利用することで、利用実績が積み重なり限度額を引き上げられる可能性があります。
様々な経費で利用する
様々な経費を法人カードで支払うことも、限度額の引き上げに有効な方法です。毎月の利用金額が高ければ、限度額の引き上げが期待できます。少額の経費であっても法人カードで支払うなどの工夫をするとよいでしょう。
支払いを遅延しない
支払いが遅延してしまうと信用情報に傷が付き、限度額を引き上げるどころか、減額の可能性も出てきます。最悪の場合、カードの利用停止や解約事由になってしまう可能性も考えられます。限度額引き上げを検討している場合はもちろん、信用を守るためにも支払いは遅延しないように注意しましょう。
限度額引き上げの申請を行う
カード会社の窓口やコールセンターに連絡し、限度額の引き上げが可能かどうかを確認してみるのもひとつの方法です。一時的な場合であれば、限度額を引き上げてもらえる可能性もあります。
限度額が高い法人カードのおすすめ3選

ここでは限度額が高い法人カードを3つ紹介します。
freeeカード Unlimited
申込対象 |
法人代表者 |
---|---|
年会費 |
永年無料 |
追加カード |
最大10枚まで発行可能 |
利用限度額 |
最大1億円 |
付帯サービス |
・月締めできる明細連携 ・外貨取扱手数料が無料 ・会員限定イベントへのご招待 など |
サイトURL |
freeeカード Unlimitedは広告宣伝費やサーバー代などの高額決済に悩む企業におすすめの法人カードです。年会費永年無料で、最大1億円の限度額を実現しています。
また、「freee会計」との連携もスムーズで、freeeカード Unlimitedの利用明細が最短即日で同期されるため、経理業務も効率化されます。法人事業者であれば、決算書や代表者連帯保証なしで申し込めます。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド
申込対象 |
法人代表者または個人事業主 |
---|---|
年会費 |
36,300円(税込) |
追加カード |
無制限 |
利用限度額 |
一律制限なし |
付帯サービス |
・国内外旅行傷害保険 ・空港ラウンジの利用 ・空港・駅などからの宅配サービス ・コンシェルジュによる予約代行 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドは限度額が一律制限なしで利用できる法人カードです。限度額を気にすることなく、法人カードを利用できる点がメリットです。
ただし、年会費は36,300円(税込)と比較的高額なため、コストを抑えたい事業者にとってはネックとなるかもしれません。年会費が高い分、空港ラウンジの利用や送迎サービス、レストラン優待など、ビジネスをサポートする付帯サービスが充実しているという特長があります。
JCB法人カード(ゴールドカード)
申込対象 |
法人代表者または個人事業主 |
---|---|
年会費 |
1万1000円 ※オンライン入会の場合は初年度年会費無料 (追加カード1枚3,300円) |
追加カード |
無制限 |
利用限度額 |
最大250万円 |
付帯サービス |
・旅行傷害保険(海外最高1億円、国内最高5000万円) ・国内・海外航空機遅延保険 ・ショッピングカード保険 など |
JCB法人カード(ゴールドカード)は、追加カードやETCカードを無料で複数枚発行できるという利点があります。また、業界初となるサイバーリスク保険を付帯しており、サイバー攻撃やヒューマンエラーなどで発生した事故において一部補償(75万円まで)しています。
限度額を考慮して法人カードを選ぼう

限度額を超えると法人カードでの支払いができなくなるため、選定する際は十分に考慮する必要があります。法人カードの限度額は発行会社やカードのランク、審査内容によって変わります。法人カードを選ぶ際は、月々に利用する金額を考慮した上で、余裕のある限度額を設定できる法人カードを選ぶことが大切です。
最後にfreeeが提供している「freeeカード Unlimited」を紹介します。
freeeカード Unlimited
スタートアップやスモールビジネス経営者の悩みとして、
「限度額が低い」
「明細が翌月になってしまうため、月締めの経理業務に間に合わない」
といった課題が挙げられます。
freeeカード Unlimitedは、そんな課題を持つ創業期のスタートアップやスモールビジネス経営者を強力にサポートする法人カード。
freeeカード Unlimitedの主な特徴は以下の通りです。
- 最高1億円の限度額
- 月締めできる明細連携
- カードごとにWEBから利用の停止や利用上限額の設定など統制管理が可能
- 年会費無料
- 外貨取扱手数料無料
- 代表者保証不要
●独自の与信モデルで最大1億円の限度額を実現
freeeカード Unlimitedでは、 freee会計を利用する38万超の事業者のデータを独自の与信モデルで分析することで、最大1億円の限度額を実現しています。高額決済の実現によって、例えば「これまではネット広告費やサーバー代の支払いのために事前入金をしなければならなかった」といった経営者の悩みが解消されます。
●利用明細は最短で当日中にfreee会計と同期連携1
利用明細は最短で当日中にfreee会計と同期連携されるため、月締めの経理業務を効率化することができます。月次決算を行っている経理担当者の業務も大幅に改善されます。
他にも、会員限定でイベントにご招待したり、スタートアップの経営課題のサポートを受けられたり、これから上場を目指す経営者に役立つヒントが得られます。freeeカード Unlimitedは「事業を成長させたい」「高額決済が必要」というスタートアップやスモールビジネス経営者にとくにおすすめです。
- ローン商品や給付金等の情報は、特に断りがない限り記事公開現在のものです。最新の情報は各金融機関のホームページや公式サイトでご確認ください。
- freee資金調達はお客様のサービス選択時の参考情報提供を目的としており、特定の金融機関、ローン商品の優劣を示したものではありません。
- 各金融機関の審査結果によっては利用できない場合があります。