2023年8月18日 基礎知識

【2023年度】東京都で新規事業をスタートするときに役立つ助成金・補助金

【2023年度】東京都で新規事業をスタートするときに役立つ助成金・補助金

東京都で新規事業を始めるにあたって、まず確認しておきたいのが利用できる助成金・補助金です。助成金。補助金・助成金は、国や公的機関、自治体などが提供している返済不要のお金で、特定の事業や取り組みを行う事業者に対して支給されます。

本記事では、2023年度に東京都で新規事業を始める場合に役立つ助成金・補助金を選りすぐって紹介します。ぜひ参考にしてください。

目次

【2023年度】東京都で新規事業をスタートするときに活用できる助成金・補助金

【2023年度】東京都で新規事業をスタートするときに活用できる助成金・補助金

東京都で新規事業をスタートするときに活用できる助成金・補助金を紹介します。

創業助成金

創業助成金は、新たに事業を開始する起業家や創業期の中小企業を対象に、経営基盤を支援するための助成金制度です。創業期の事業者に対しては、コンサルティング支援も併せて実施しています。

対象

都内で創業を予定している個人、または創業後5年未満の中小企業者のうち、一定の要件(※)を満たす事業者

※東京都中小企業振興公社が実施する事業計画書策定支援(TOKYO創業ステーション「プランコンサルティング」またはTOKYO創業ステーションTAMA「プランコンサルティング」)を利用し、3年以内にその証明を受けた人

補助率

2/3

補助額

100万円〜300万円

対象経費

賃借料、広告費、器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、従業員人件費

創業助成金|東京都中小企業振興公社

若手・女性リーダー応援プログラム助成事業

若手・女性リーダー応援プログラム助成事業は、都内商店街で女性または若手男性が新規開業する際に、店舗の新装や改装、設備導入等にかかる経費の一部を助成する制度です。

対象

女性または39歳以下の男性

補助率

2/3または3/4

補助額

730万円

対象経費

店舗新装・店舗改装費、設備・備品購入費、宣伝・広告費、実務研修受講費、店舗賃貸料

若手・女性リーダー応援プログラム助成事業|東京都中小企業振興公社

ものづくり補助金

ものづくり補助金は、「新しいものづくり」に挑戦する中小企業や小規模事業者に対して支給される補助金です。具体的には生産性の向上を実現するための革新的なサービス開発や試作品の開発、生産プロセスの改善を行うための設備投資が対象です。正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といいます。

また、ものづくり補助金の種類には、「通常枠」「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタル枠」「グリーン枠」「デジタル枠」「回復型賃上げ」「雇用拡大枠」があります。

対象

中小企業または小規模事業者

補助率

1/2または2/3

補助額

750万円〜3,000万円

対象経費

賃借料、広告費、器具備品購入費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、従業員人件費

ものづくり補助金 公式ホームページ

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際にかかる費用の一部を補助する制度です。様々な業種を対象としており、自社の課題に応じたITツールの導入に役立ちます。

ソフトウェア購入やクラウド利用料に使える「通常枠」のほか、「セキュリティ対策推進枠」「デジタル化基盤導入枠」があり、それぞれに補助率や下限・上限額が異なります。

対象

中小企業または小規模事業者

補助率

1/2、2/3、3/4

補助額

5万円〜450万円

対象経費

ソフトウェア購入費、ハードウェア購入費、導入関連費、クラウド利用料、サービス利用料

IT導入補助金 公式ホームページ

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者を対象に販路開拓や生産性向上にかかる費用の一部を補助してくれる制度です。対象となる経費は、チラシ印刷費用やHP制作費用などの項目が該当します。

対象

卸売業・小売業・サービス業・製造業など従業員数5名以下(製造業は20名以下)の小規模事業者

補助率

2/3

補助額

上限50万円

(複数の事業者が連携して取り組む共同事業の場合は50万円~1,000万円)

対象経費

機械装置等費、広報費、展示会等出展費、旅費、開発費、資料購入費、雑役務費、借料、専門家謝金、専門家旅費、車両購入費、設備処分費、委託費、外注費

小規模事業者持続化補助金 公式ホームページ

助成金・補助金を利用するときの注意点

助成金・補助金を利用するときの注意点

助成金・補助金を利用するときは、以下の点に注意しましょう。

  • 受給要件・内容が自社に該当するかを確認する
  • 対象となる費用の支出時期に注意する
  • 補助金・助成金は原則後払いである
  • 事務処理を怠ると受給できないケースがある

受給要件・内容が自社に該当するかを確認する

各助成金や補助金では、利用するために必要な要件が設定されています。とくに補助金の審査では事業計画書や財務諸表などの提出が必要な場合があり、要件を満たしていなければ受給することはできません。受給前に応募要件を確認し、該当するかどうかを確認することが必要です。

対象となる費用の支出時期に注意する

補助金は審査で採択されれば支給されますが、注意しなければならないのは支給対象となる事業期間が定められていることです。期間外に発生した費用の場合、補助金を受けられない可能性があります。原則的には、交付が決定した後に発生する経費が補助対象となります(一部例外もあります)。補助金を受ける際は、支出のタイミングについても計画に入れておくようにしましょう。

補助金・助成金は原則後払いである

補助金・助成金は原則として後払いです。指定の事業期間が終了し、事業の進捗や費用の実績を報告した後に支給されます。例えば、設備投資に200万円が必要な場合、まずは自社で用意しなければいけません。

補助金・助成金を申請してから受給されるまで半年から1年近くかかるケースもあるため、すぐに資金が必要な場合は注意が必要です。補助金・助成金をあてにして資金繰りを計画していると手元資金が足りなくなってしまう可能性が生じます。受給できる時期を事前に把握し、事業計画に反映させるようにしましょう。

事務処理を怠ると受給できないケースがある

補助金を受け取るためには、必要書類の提出が必要となります。対象となる事業期間終了後に事業報告書や支払証憑類などを提出し、承認後に支給となる流れです。事務処理をしっかり行わないと、交付決定を受けた経費であっても否認となり、返還を求められる可能性がある点に注意しておきましょう。

東京都で活用できる補助金・助成金を探すなら「freee資金調達」が便利

東京都で活用できる補助金・助成金を探すなら「freee資金調達」が便利

補助金・助成金は返済不要のお金で、新規事業を始める際にはぜひ検討したい制度です。東京都では様々な補助金・助成金が募集されています。事業に合った助成金・補助金を見つけ、事業の成功につなげましょう。また、事業資金を調達する場合、公的融資や銀行融資といった選択肢もあります。資金調達の目的に合わせて融資や補助金・助成金を使い分けることが大切です。

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  • ローン商品や給付金等の情報は、特に断りがない限り記事公開現在のものです。最新の情報は各金融機関のホームページや公式サイトでご確認ください。
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  • 各金融機関の審査結果によっては利用できない場合があります。

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